ベテルギウス:オリオン座の一等星で、赤色超巨星。
毎日新聞のこの記事、
に目がとまりました。
急激に膨張していて、「超新星爆発の前兆では?」と心配している記事です。
ベテルギウス(Betelgeuse)は、子どもの頃読んでいた「Newton」という科学誌の記事で、その名を知っていました。
「赤色超巨星」とよばれる超新星爆発(大爆発)前の超巨大な星で、もしこの星が太陽の場所にあったなら、地球はとっくに飲み込まれており、生物は生きられないというようなことが書いてあったように記憶しています。
子どもだったせいか、恐ろしいと感じる記憶でした。
場所はオリオン座にある・・・らしいですね。(覚えてませんでした)
Wikipediaによると、
- 地球からの距離640光年
- 全天では近い方
- 半径 太陽の1000倍
- 7億km。
- 太陽から木星の軌道くらい。
- 太陽の半径は70万km。
- 質量 太陽の20倍
- 太陽は1.9884×1030 kg。実感できまへん。
- 表面温度は3500K (太陽は6000K)
- Kはケルビン。-273度を0度とする絶対温度です。
- これくらいの温度になると、摂氏と思っても差し支え無い?
- 年齢(?)1000万年
- 太陽は50億年。
- 恐竜時代にベテルギウスは見えなかったんでしょうね。
要は、大きくて、温度が低くて、短命、そして(比較的)地球から近い距離にいる。
重い星は短命で、燃え尽きた後に超新星爆発に至る
重い星は、その重さで核融合反応が非常に早く進むため、寿命が短いと言われています。
星の巨大な半径は、核融合反応で得られたエネルギーで維持されています。核融合が起こっているから巨大な形状が維持されている、ということです。
いつかは燃料が尽き、核融合反応が終わってしまいますが。そのときには巨体を支えていたエネルギーがなくなり、中心部に向かって収縮し始めます。
収縮が進むと、中心部の密度が高まり、逆に爆発して飛び散る、という「超新星爆発」が起こるそうです。(このあたり複雑なので、細かい説明をかなり端折ってます。詳しくはググってください。)
そして、このベテルギウスは、そのタイプの星なのだそうです。
しかも、見た目の大きさが10年とか20年とかいう短いスパンで、大きく変わっていて、「超新星爆発」がいつ起こってもおかしくない、といわれています。
ベテルギウスが超新星爆発を起こすと、昼間でも肉眼で見えるくらい、明るく輝いて見えると言われています。
そのベテルギウスが、ここ数年で「2~3倍に膨らんでいる」というのが今回の記事です。
ベテルギウスの超新星爆発で地球の生命は死滅?
超新星爆発を起こすと、大量の物質や放射線をまわりに飛び散らかすようです。特に、星の回転軸(地球なら地軸)方向にはガンマー線バーストという、放射線のビームが放出されると言われています。
ベテルギウスの回転軸がもし、地球の方向を向いていたら、そのガンマー線バーストの強い放射線を浴びて、地球上の生命は死滅するとの予測があるそうです。
超新星爆発がおこれば、地球の生命が死滅する可能性があるということです。
そこで、天文学者達がベテルギウスの回転軸を調べたところ、地球の方向を向いていない(20度ずれていた)ことがわかり、ベテルギウスの超新星爆発が地球の生命に影響を及ぼすことはないとの見方が大勢のようです。
超新星爆発はいつ起こる?
紹介した新聞記事によると、
「超新星爆発の前兆ではなく、星の周りにあるちりに光が散乱して広がって見えている可能性がある」』
とのことでした。
また、もともと、ベテルギウスは超新星爆発が起こる可能性が高いとは言われているものの、
それは明日かも知れないし、10万年後かもしれない、という、宇宙スケールの「もうすぐ」ということだそうです。
また、今回は数年で数倍ということですが、急激な膨張が即、超新星爆発につながるかどうかは、私がググった範囲ではよくわかりませんでした。要は、超新星爆発するかもしれないし、しないかも知れない。
まあ、つまりは、「心配してもしょうがない」ということです。
(余談)更新の間が空いてしまった。
なにせ、初めてのブログサイト管理なものだから、ブログ画面のカスタマイズやサーバの設定調整(管理画面のみSSLにするとか)など投稿する前にやっておきたいことがあまりにも多かったからです。
しかしながら、
「環境を準備してから書く」
などとやっていたら、いつまで経っても投稿できないですね。画面の成形や調整は記事が溜まってからでもよいので、とにかく投稿することを優先することにしました。
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