ドメイン喪失(みんなのドメイン)

PC DIY

当ブログは以前、”yattemiru.pw”のドメインを利用していたが、訳あって喪失してしまった。現在は”himazine.org”に変更して継続している。喪失した経緯を記す。

※2023/1/22:文末に追記あり

“みんなのドメイン”は実質サービス停止だが課金はだけは受け付ける詐欺サイト状態

レジストラは”みんなのドメイン”。
2017年頃からトラブル報告のブログ記事なども散見され多少は警戒していたものの、当方のドメインは2021年2月まで正常に更新できていたため油断していた。

みんなのドメインはホームページは存在し営業中のように見えるが、事実上サービスを停止しているようだ。ドメイン更新等の操作を一切受け付けないが、タチが悪いことにカード決済は実行できてしまうという、詐欺サイトと化している。(笑)
当然のことながらサポート問い合わせにも返答は一切無い。

ドメイン取得 ドメイン移管 ドメイン更新 みんなのドメイン.com
ドメイン取得 ドメイン移管 ドメイン更新 み&#124...

みんなのドメインに管理を委託している人がどれくらい残っているかはわからないが、”ドメインロック”や”WHOIS代行”をしていないならば、早急に他社に移管するべきだろう。ドメインロック、WHOIS代行をしている場合、ステータス変更が受け付けられないのでお手上げとなる。

ことの経緯 あがいたこと

生きているドメインの更新を試みる

時は10/18。ドメイン更新期限に気づかず、気づいたら当ブログへのアクセスができない状態になっていた。期限切れから1ヶ月ほど経過してからそのことに気づいた。

新ドメイン取得に先立って、他にも期限が迫ったプライベート運用中のドメインが1つあるため、先にこれの更新処理を行った。管理画面からカード決済で1年分の更新料を支払った。
ところが、いつまでたっても画面上で更新が反映されない。注文履歴を見ると”エラー”ステータスで”払戻”となっているように見える。

注文履歴画面 最上段、エラー、払戻の記載が見える カードへの返金処理はなされていないが(金返せ)
金返せちゅうの

だがしかし、決済したカードには今に至るまで返金処理はされていない。(笑)

期限到来のドメインは諦め、残ったドメインの救出・移管を試みる

この時点で怪しいと思い始め、サポート依頼を3本投入。今に至るまで返答はない。その後数日返答を待ったが喪失したドメインは諦めることとした。
あとは、残ったプライベートのドメイン(20年運用してきた愛着のあるやつ)の救出・移管だ。
ドメインロックを解除し、WHOIS情報を自分のものに変更(代行解除)し、AUTU-KEYを取得して移管先レジストラに依頼をかけることになる。

ドメインロック、WHOIS代行状態

まずはドメインロックを解除した。が、しかし・・・

何度「更新」ボタンを押しても更新が反映されない・・・

ヤバい。ロック解除できないが、WHOIS代行解除を試みる。

WHOIS情報変更「反映」ボタンをポチるものの・・・
素っ気ない反映拒否メッセージが切ない・・・

WHOIS代行解除は受け付けられなかった。
次にダメ元で、AUTH-KEY取得を試みる。

ボタンをおしても・・・
予想通りのエラー

そもそも、AUTH-KEYはWHOISに登録されたアドレス(みんDOM)へメールで知らされるため、WHOIS代行解除できていない時点で詰んではいる。

2つのドメインを失い、レジストラ選びは大事だと今さら

ブログのドメインは喪失済みで、みんなのドメインがこの状態では回復の手立てもないため、諦めて別のレジストラで新規取得することとした。

もう一つの20年間運用してきたプライベートのドメインは、12月中旬の更新期限を以て喪失することを受け入れることにした。これも代替のドメインを新規取得し、残された期間で移行作業を続けている。

レジストラが倒産し、管理していたドメインが宙に浮いたなどということは過去にも事例があったようだ。私の場合は被害はたいしたことはないが、ドメインは金の絡むものでもあるので、レジストラ選びは慎重にしなければならない。

雑感 みんなのドメインについて

みんなのドメインについては思い返せば怪しい兆候はあった。
喪失する前のブログドメインyattemiru.pwは、実はその前にyattemiru.infoで立ち上げたものだった。これも実はドメイン喪失の憂き目にあって.pwに変更した経緯がある。
みんなのドメインから、更新期限到来予告のメールが来ないのだ。そんなもんだと思っていたら、今回対策を調査する中で、普通は期限到来前にレジストラからメールが届ことを知った。

2017年頃にはみんなのドメインの危険さについて強く警告を発するブログもあり(ググるとすぐでる)知ってはいたのだが、通常通り毎年更新ができていたし、そのブログ以後に注意を発する情報もほとんど見かけなかったので、リスクを軽視していた。よくよく調べれば、今回の私と同じ事象でドメイン喪失の憂き目に遭った記事は複数出てきた。しかも5年くらい前だ。
情報が少ないのはおそらく、みんなのドメインからはすでに多くのユーザーが撤退済みだったからなのだろう。

今まで更新できていたドメインが今回更新できなくなった。何かの事情でWebからDBを更新できなくなったのだろう。カード決済システムは生きているようで決済はできる。払戻はできない。
みんなのドメインHPでは、2015年以降一切の公式アナウンスが停止している。

まともな会社組織が存在していれば、サービス停止など措置を講じると思われるがそうではない。サービス継続した体裁を維持し、ユーザによってはトラブルを起こしながらもなぜか2年前までは正常にドメイン更新もできた。
今は機能はほぼ停止しているのに決済システムだけは生きている。少額だから詐欺案件になっていないだけで立派な詐欺サイトだ。

だが、根っからの詐欺サイトかというと中途半端にすぎる。
ここからは想像の産物だが、早い段階から経営的に危機に陥り、会社組織も実質存在していないのかもしれない。公式サイトのシステム管理をできる者が、細々と遠隔でできる範囲の面倒を見ていた、そんな状態だったのかも知れない。(あるいはそいつが小遣い稼ぎを続けていたか)
大した処理負荷のあるサイトでもなさそうなので、ユーザー数も減っていけば市販PC程度で運用できたのではないだろうか。それこそ自宅サーバ並みの。
であるなら、いったいみんなのドメインのサーバの実体はどこに存在しているんだろう。誰が維持しているんだろう。どこかの元エンジニアの自宅に置いてあるサーバだったりするんじゃないだろうか。

いろいろ疑問点はあるものの、ある意味では興味深い今回のトラブルだった。

2023/01/22 追記:なんとその後、ドメイン更新期限当日になって突如期限が更新されるという、謎の事態が発生した。決済異常の証拠は消え、あたかも正常処理がなされたように履歴が改竄されていた。さらに驚くことに、みんなのドメイン運営者と思われる人物と限定されたコミュニケーションが成立し、結果的にはドメイン管理会社を変更することができた。独自ドメイン一つは失ったが、もう一つは生き残ったということだ。詳細は気が向けば記事にしたい。

コメント

  1. it19wr

  2. 1wfe3k

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