台湾旅行中の通信環境確保
先日、3泊4日で台湾に行ってきました。9月に入って東京は涼しくなりつつあったのですが、台湾はまだまだ暑かった! 日本で言うところの猛暑日続きでした。
暑さでつかれたんですが、食べ物がとても美味しくて、満足でした。
通信環境は「プリペイドSIM(中華電信)」と「公衆無料Wifi(Taipei-Free)」の二本立てで。
ところで、初の台湾でわからないことだらけなので、旅行中、スマホのインターネット環境確保は必須と思い、少し調べてみました。
昨年、香港・マカオ旅行をしたときは、4Gモバイルルータをレンタルしたのですが、管理が煩わしいのと、5日で8000円と随分高かったので、他の方法を調べてみました。私的にはスマホ1台がネットにつながれば問題無いですし。
- 公営の無料公衆無線LANサービス:Taipei Free
台北市内は公営の無料公衆無線LANサービスが整備されており、日本国内から事前登録すれば、入国後即利用可能です。
日本語サイトも用意されているので、申請はそれほど難しくありません
- プリペイドSIM
台北松山空港では中華電信のプリペイドSIMが購入できるため、これも利用可能です。
あと、ホテルは予約時に無線LANが利用できるところを選べば、宿泊時の通信環境も確保できます。
この2本立てで準備をしましたが、結果から言うと、後者のプリペイドSIMが空港到着後すぐに問題無く使えたため、公衆無線LANに接続することはほとんどありませんでした。
公衆無線LANのAPも一度は試したかったのですが、結局見つけることができず、試せませんでした。
ホテルの無線LANはまあまあ使えましたが、急に通信が遅くなったりするなど、結構不安定で、ホテル内でもプリペイドSIM通信に切り替えることがしばしばありました。
中華電信のプリペイドSIM、すばらしいです。
中華電信のプリペイドSIM、購入方法と設定
先に写真を連投します。
購入方法
台北・松山空港のターミナルビル内で買えます。中華電信のカウンターがあります。入国ゲート通過後です。
カウンターに行けば、いきなりプリペイドSIMの価格表を見せられ、どれにするかを聞かれます。わたしは中国語はわかりませんでしたが、片言の英語+ジェスチャーでなんとか。
カウンターのお兄ちゃんも、言葉のわからない旅行者に慣れている風情でした。
台北・桃園空港にも同様のカウンターがあるそうです。
プリペイドSIMは、身分証提示も名前の記入も何もなく、現金を払うだけで入手可能。
無料期間の日数や無料通話時間で、いくつかのメニューがありましたが、3泊4日旅行で通話は不要なので、3日プラン+最小の通話50元分コミのものを選択。300元でした。日本円(1NTD=3.7JPY)でだいたい1000円。
設定方法
接続設定は至ってかんたん。
写真の通りSIMチップを挿入して、APNを設定するだけです。
端末を起動し、「設定」→「その他のネットワーク」→「モバイルネットワーク」→「APN」→「+」
で、APN設定を追加します。
編集画面で、APNに「internet」と入れるだけ。他は何もいりません。(接続名は適当に)
設定を保存し、設定を有効にします。
あとはもう、あっさりと、ほんとにあっさりと、インターネットにつながっていました。
時々中華電信からSMSが届きます。(無視してましたが)
日本で使っている状態とほとんど同じ
実際使ってみた感覚では、特段遅いとも感じませんでしたし、電波はどこでもよく入りました。
日本国内でつかっているのと比べ、何ら遜色なく使えました。
台湾高速鉄道で台北から高雄に移動しましたが、移動中もだいたい問題無く使えました。
データ通信量も、日本ではよくある、1GB、2GB、7GBのような、通信量制限が無いようです。通信量を気にして、わざわざwifiのAPを探す必要もありませんでした。
スマホは日本国内でSIMフリー化が必要
ドコモ端末は、特段SIMフリー化を謳っていないスマホはSIMフリー化されていないはずですので、そのままでは中華電信のSIMを入れても動作しません。
旅行前、あらかじめドコモショップに持って行って、SIMフリー化の処理をしておく必要があります。手数料が3000円程度かかります。
LTEは使えません
台湾の携帯の周波数帯は、3G(WCDMA)通信に関してはドコモの周波数帯と一部同じ周波数帯を使っています。3Gは利用可能です。
台湾ではLTEサービスも始まっています。が、日本とはチャネルが違うため、特段の海外LTE対応を謳っていない端末では、LTEは使えません。
私のGalaxyS4も、ずっと3Gハイスピードで接続されていました。LTEは一度もつながっているのを見ませんでした。
いずれにしても、端末によって対応周波数帯が違う場合がありますので、要確認です。
音声通話の環境(IP電話)
中華電信のプリペイドSIMは、音声通話もいくらかコミになっていて、台湾の電話番号を割り振られて通常の音声通話ができます。通話時間はプリペイドを買うときのコースによります。
ただし、旅行中に通話する先が日本国内が主となる場合は、台湾からの国際電話になりますので、それほど長い通話はできません。
ということで、日本国内のIP電話サービスを契約して台湾に行きました。
IP電話サービスのFusionの「SmartTalk」をスマホにインストールして行きました。
このサービスでは、アプリをインストールして登録すると、月額基本料0円(通話した分の通話料はかかります)で、日本の市外局番050の番号を1つ割り当ててもらえ、通常の電話のような発着信が可能になります。
インターネットにつながる環境さえあれば、日本国内の固定電話、携帯電話に国内料金で発信することもできますし、相手からの着信もできます。
台湾でインターネットにつながっていれば、日本の市外局番050電話を国内にいるときと同じ条件で使えるというわけです。
050番号ですので、通話料は日本国内の通話料金です。国際通話にはなりません。
さらに、普段日本国内で使っているドコモの携帯電話(090、080)は転送設定をしておき、転送先をFusionの050番号にしておきました。
そうすると、普段使いの携帯にかかってきた電話が、台湾にいるスマホの050番号に転送され、通話をすることができます。
ただし、転送の電話代は自分持ちになります。(国内の電話料金ですみますが)
台湾旅行中、別件で飲み会の予約をしていた東京の居酒屋から、予約確認の電話がかかってきました。
音質は携帯並みとはいきませんでしたので、そこはご注意を。私には許容範囲内でした。
今回は、こんなところです。
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